長時間座って立つと腰が痛い!なぜ?
長時間座っていたあとに立ち上がろうとすると、**「腰が伸びない」「腰がズキッとする」「最初の数歩が特に痛い」**と感じることはありませんか?
このような症状には、長時間同じ姿勢を続けることによる腰や骨盤周辺の筋肉の緊張や、身体を支える筋肉の働きの低下が関係している場合があります。
座っているときは、立っているときに比べて腰や股関節周辺の筋肉の使われ方が変わります。特に長時間座り続けると、股関節の前側にある筋肉などが短くなった状態になり、腰や骨盤周辺の筋肉にも負担がかかりやすくなります。
その状態から急に立ち上がると、座っている間にこわばっていた筋肉が伸ばされ、同時に腰や骨盤を安定させるためにさまざまな筋肉が働き始めます。
この**「座っている状態」から「立って身体を支える状態」への急激な変化**によって、腰周辺に痛みや違和感を感じます。
インナーマッスルが関係しています
腰の状態を考えるうえで重要なのが、身体の深い部分にある**インナーマッスル(深層筋)**です。
インナーマッスルは、身体の内側で骨や関節を安定させ、姿勢を維持するために働く筋肉です。**「姿勢保持筋」や「ローカル筋」**と呼ばれることもあります。
普段は意識することが少ない筋肉ですが、アウターマッスルと協調して働くことで、背骨や骨盤を安定させ、立つ・座る・歩くといった日常の動作をスムーズに行うために重要な役割を果たしています。
長時間の座り姿勢や運動不足などが続くと、こうした筋肉が十分に働きにくくなったり、周辺の筋肉が緊張したりすることで、姿勢を支える身体のバランスが崩れやすくなることがあります。
「座りっぱなし」を減らすことが大切
腰への負担を減らすためには、長時間同じ姿勢を続けないことが大切です。
デスクワークなどで長く座る必要がある場合は、定期的に立ち上がったり、少し歩いたりするだけでも、身体を動かすきっかけになります。
また、腰だけを一時的にほぐすのではなく、骨盤・股関節・背骨などを含めて身体全体の動きを整えることも重要です。
当院では、身体の状態に合わせて、ゴムバンドや運動枕を使い、無理のない軽い負荷で行う運動をおすすめしています。
強い運動を週に一度行うよりも、毎日少しずつ身体を動かし、継続することが効果的です。身体を支える筋肉を適切に使えるようにすることで、きれいな姿勢を維持しやすくなり、日常生活で腰にかかる負担を減らすことにつながります。
さらに、筋肉や身体の組織を維持するためには、運動だけでなく毎日の栄養状態も大切です。身体を外側から整えるだけでなく、必要な栄養をしっかり摂り、内側から身体を支えることも意識していきましょう。
長時間座ったあとに腰が痛む方へ
「座っている間はそれほど痛くないのに、立ち上がると腰が痛い」
「立ち上がって少し動くと楽になる」
「デスクワークのあとに腰が伸ばしにくい」
このような症状が繰り返し起こる場合は、単純に腰だけが悪いとは限りません。
腰椎周りの深い筋肉、肋骨の内側、首回り、肩甲骨の裏側などの筋肉は外からほぐしたり、ストレッチすることは難しい部位です。当院では特殊な筋膜リリース技術を使い、優しくゆっくりと筋膜の癒着をはがしていきます。
