お役立ちコラム水分不足と腰痛の関係
「最近、腰が重い」「朝起きると腰が痛い」「身体が疲れると腰痛が出やすい」
このような腰の不調がある方は、姿勢や筋肉の硬さだけでなく、日頃の水分摂取量にも目を向けてみましょう。
水分不足も身体のコンディションを崩し、腰への負担につながる可能性がある要素の一つです。
なぜ水分不足が腰痛と関係するの?
腰痛との関係で注目したいのが、背骨と背骨の間にある**椎間板(ついかんばん)**です。
椎間板は背骨に加わる衝撃を吸収したり負荷を分散したりするクッションのような役割で、その70~80%が水分で構成されております。
椎間板が圧迫を受け、水分を失うとそのクッション機能が失われ、骨に直接衝撃が入ってしまいます。すると周りの組織や筋肉にも負担が生じて腰痛になってしまいます。
ただし、「水分をあまり飲まないから椎間板が乾燥して腰痛になる」という単純な話ではありません。
水分補給は腰痛改善の「万能薬」ではありませんが、身体を正常な状態に保つための基本的な習慣として考えることが大切です。
水分不足は腰を支える筋肉にも影響します
また水分は、筋肉が正常に働くためにも欠かせません。
汗をかいたときや、長時間水分を摂らない状態が続くと、身体の水分バランスが崩れ、腰を支える筋肉が疲労して固くなり、水分が筋肉に行き渡らなくなります。
その結果、
筋肉が疲れる
↓
身体を支えるために力が入り続ける
↓
腰まわりに負担がかかる
↓
腰の重さ・張り・痛みにつながる
という状態になることがあります。
もちろん、これは水分不足だけで起こるわけではありません。
どの様に水分補給したらいいの?
水分補給は、「一度にたくさん飲む」よりも、一日の中でこまめに摂ることを意識しましょう。
例えば、
- 朝起きたとき
- 食事のとき
- 外出や仕事の合間
- 入浴の前後
- 運動の前後
- 汗をかいたとき
などです。
「喉が渇いた」と感じたときには、すでに水分が不足している場合もあります。
年齢、体格、運動量、気温、食事内容などによって必要量は変わるため、「必ず1日○L」というように一律に考える必要はありません。
また、腎臓や心臓などの疾患で水分摂取量を制限されている方は、自己判断で水分量を増やさず、主治医の指示に従ってください。
水分補給だけで腰痛が治るわけではありません
水分をたくさん飲めば腰痛が治る、というわけではありません。
腰痛には、
- 姿勢
- 筋肉の緊張
- 関節の動き
- 股関節の柔軟性
- 運動不足
- 身体の使い方
- 睡眠
- ストレス
- 椎間板や関節などの状態
など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、腰痛を改善するためには、単に痛い部分を揉んだり、水分だけを増やしたりするのではなく、「なぜ腰に負担がかかっているのか」を身体全体から考えることが大切です。
